Check
本誌APC(神奈川)◉石川 皓章
掲載号: 2011年12月1日号
アマダイが活気を帯びてきた
私の大好きな釣り物。釣っても食べても最上級
「果報は寝て待て釣法」も試したのだが……
11月に入り、相模湾各地のアマダイが活気を帯びてきた。今年は小型が少なく、30センチ超えが中心というのが特徴で40センチ級もよく顔を出すという。
期待を込めて11月1日、尾川記者と釣りガールのお魚キッチンでも活躍してくれた小澤由梨香ちゃんと3人で、小田原早川港の坂口丸を訪れた。
定刻の6時30分、久保田三喜夫船長の操船で航程10分の根府川沖、水深95メートル付近から釣り開始。まだ水温が高いせいかやや深めのポイントだ。
1時間ほどは潮の動きも緩く、小魚のアタリも少なかったが、8時ごろ右舷トモに入った私の竿に小気味よいアタリが到来。軽く竿を立てるとグイ、グイと強い引き。大型が多いと聞いていたのでキロ級の本命?
と思える感触だ。
リーリングの途中も2〜3度マダイに似た引きを楽しませてくれたが、海面下に見えてきたのは80センチほどの細長い灰色の魚体。アマダイ釣りではよく顔を見せるホシザメだ。サメ類としては小型種で、やや品のよい(?)引きを見せるので惑わされてしまった。
ただ、サメ類で最も美味なサメで、私は大切に持ち帰っている。新鮮なら刺身もよし、2〜3日置いたものでも竜田揚げなどでおいしい。
Page1 アマダイが活気を帯びてきた
Page2 小づきは効能絶大?
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。