釣り人なら一度は見たい博物画の展覧会。4月12 日から開催 八ケ岳の麓で「杉浦千里展」

エビやカニを中心とした博物画・杉浦千里作品の展覧会は各地で行われ、環境関連のシンポジウムなどでも展示されるなど、今なお広まりを見せ続けている。

その目で生物を観察し、その手で筆やエアブラシなどを使って書き込まれた杉浦の細密画は、博物学的な正確さや緻密さと、絵画的な生命感や躍動感が内包された独特の作品世界を持つ。それゆえ、博物画の枠を超え、一方で芸術的理解なくとも人の感性に直接に響き、写真をも超える再現力と評される。

「杉浦千里展」では博物画を中心に、円谷プロダクションでのウルトラマンシリーズのキャラクターデザインなど、関連資料などで構成。3 9 歳で急逝した画家の活動を紹介する。

  • 会期=4月1 2 ~ 6月8日、9 ~ 1 7時(毎週火曜休館。※4月2 9日、5月6日は開館、5月7日は休館。最終日は1 6時半終了)
  • 入館料=高校生以上5 0 0円、小中学生1 5 0円
  • 会場=小海町高原美術館(長野県南佐久郡小海町)☎0 2 6 7・9 3・2 1 3 3