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[シロギス]
相模湾湘南片瀬港発…江ノ島沖 ゆうせい丸

手軽だけど奥が深い 相模湾のシロギス好調

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フィッシングライター◎上田龍太郎
掲載号: 2009年6月15日号

常連・渡邉氏の釣り方は?

 


ショートとはいえ、時間は結構長い。たっぷり楽しめる


 渡邉氏が萬司郎丸に通いはじめたのは7年前。一昨年にはショートキス乗合で158尾の釣果を上げたこともあるとのこと。
 渡邉氏はハリス1号の2本バリ仕掛けだが、相模湾のシロギス仕掛けの標準的な長さの120センチよりも、やや短めの全長80〜100センチを愛用していた。この理由は、
 「主にタタいて誘っているからです。仕掛けの全長をあまり長くしても、タタキの効果が薄れるように思うから」とのこと。
 渡邉氏は平たいオモリと海底で立つような形状のテンビンを愛用しているが、こうすることによりタタキの効果が仕掛けに現れやすくなるという。ほか当宿の飯田船長が作製したオリジナルのテンビン(船宿で購入可)も高感度でおすすめとのこと。
 ちなみに渡邉氏が用いているハリは、キススペシャル6号(がまかつ)、アスリート6号(ささめ針)、投魂.T‐16〜7号(ダイワ)の3種。ビーズ類は試している最中だそうだが、
 「少なくとも装着したほうが効果的と思う」とのこと。
 渡邉氏にひと通り話を聞かせていただいた後、再び自席に戻り、息子に様子を聞いてみるとアタリは止まってしまったとのこと。
 他の釣り人の様子を見ていても、外道のヒメジやヒイラギが時おり釣れる程度であった。しかし、渡邉氏だけはタタキを入れる誘いを駆使して、ポツポツと一定ペースでシロギスを釣り上げていた。
 この日は快晴ベタナギの好天であったが、午前11時を過ぎると南西風が吹きはじめ、やがて白波も立つようになった。するとシロギスの活性が再び高まり、納竿の12時半まで再び船内に活気が戻った。
 当日の竿頭は前出の渡邉氏で84尾。私の質問攻めや写真撮影でたびたび手を止めさせてしまったが、恐らくこれがなければ束超えしていたものと思われる。
 ちなみに私の釣果は52尾で、取材しながらの釣りとしては十分。息子も15尾釣り上げ満足げな様子であった。
 萬司郎丸の根里船長によると今後シロギスのポイントは浅場に移り、水深4〜5メートルの場所で数釣りが楽しめるようになるとのこと。



ゆうせい丸]根里洋平船長

 

 


 

 

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※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。