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本誌APC(神奈川)◎平林潔
掲載号: 2010年1月15日号
胴の間で本命を釣るコツ
この日のポイントは久里浜沖64メートルダチ
12月12日は前日の冷たい雨交じりのシケ模様が一転してポカポカ陽気。そんなこともあってか、小柴.三喜丸のマダイ乗合には多くの人が訪れた。出船2時間前に港に着いたが、すでに両舷のミヨシ寄りには竿が林立していた。僕は左舷胴の間をキープ。
斎田正道船長の操船で7時半に港を出た船は、8時過ぎには久里浜沖の64メートルダチに到着。船長は上からのタナ取りで55メートルを指示した。
しばらくして左舷ミヨシと胴の間で0.5キロほどの小型が姿を見せた。小さくても本命が釣れればハッピー。
9時近くになって、僕の竿がクーッと入った。オオッと期待したが、姿を見せたのはおいしそうなイナダ。悪くない外道だ。それを機に船中バタバタッとイナダが釣れた。
その後は、サバがきたりイナダがきたり沈黙が続いたりと……なかなか本命がこない。
10時過ぎだった。僕の竿にやっと本命らしきアタリがあって0.7キロほどの本命をゲット。
このときは指示ダナでピタリと仕掛けを止め、軽くパッとコマセをまいた後、置き竿でトロトロと、潮の抵抗にまかせてゆっくりコマセを出すという作戦に変更したのが功を奏した。
胴の間なので人のコマセもある程度効いているだろうから、自分のコマセは少量ずつゆっくり出して、仕掛けを長い時間タナに留めようという作戦だ。
11時ごろには本命らしき引きの魚をオマツリでバラシ。海が静かになった後半にポツポツと本命とイナダが出て3時に納竿となった。僕は本命1枚にイナダ3本、マサバ多数。
前日のシケの影響か良型も出ずパッとしなかったが、船中2枚程度の船もいる中で船中8枚は立派。竿頭は中2の増田君と常連の戸田さんで2枚だった。
イナダやマサバは結構な数が釣れており、お土産に十分な内容。力まず気軽に出かけるにはおすすめの久里浜沖だ。
[三喜丸]斎田正道船長
Page1 海面からのタナ取りもある
Page2胴の間で本命を釣るコツ
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