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超大型も回遊!近海キハダ・クロマグロ

今年はマグロの当たり年!?近場の釣り場でも100kg級が飛び跳ね、一度ナブラが発生すれば海面が真っ白になるほどの群れの規模。こんな年があったでしょうか? 相模湾・伊豆南沖にてそれぞれ大型のキハダマグロ・クロマグロが楽しめます。

大型狙いに実績抜群!ルアーキハダ

過去に例の無いほど大型キハダマグロの釣果に沸いた相模湾。水温の低下と共に釣果は下降線を辿りはじめましたが、まだまだ50kgを越す大型の確率は残されています。
キハダの群は初期より偏食傾向が出てきており、大型ナブラでバシャバシャやっていてもパターンが合わなければ全く食わない事も多々あります。
現時点では14cm前後の沈下系に分があり、ナブラに投げ込んでフリーまたはテンションフォール。またはアクションを抑えたストレートリトリーブが攻略パターンです。ある意味、初期のダイビングペンシルよりもアクションは簡単で、運任せの要素が大きくなっているので初心者でも大型キハダを食わせるチャンスは十二分にあります。
ただし、タックルバランスは万全でないと大型は勝負にならず、沈下系ルアーはサメのヒット率も高いので、その辺りは多少覚悟して挑むべきでしょう。

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これから本格化!コマセキハダ

今までルアーでの釣果が多く、歯がゆい思いをしていた餌釣り師の皆様には朗報。30kg前後までのキハダはコマセにも口を使いはじめました。9月中旬頃よりカツオ船にて「ラインを全て引き出された」「リールが煙を噴いた」などの事態が確認されはじめ、平塚庄三郎丸では先月遂に19kgのキハダが浮上!その後もポツポツとラインブレイクの情報が聞かれ、10月3日には、ちがさき丸で32kg、4日には庄三郎丸で33kgと24kgがしとめられました。
餌ではカツオ・キメジ船にて狙い、大型キハダを積極的に群を追うことは希です。しかし大抵の場合はルアーマグロ船が見える範囲で釣るので、船下に入ってくる確率は十分! カツオの食いがポツポツ程度に低下した時に掛かってくることが多いようです。カツオとキハダは同じ箇所で掛かることが多いですが専門に狙うなら「タナは40~50m」「縦にコマセの帯を作る」「オキアミは目一杯つける」など押さえるべきポイントがあります。掛かってからはパワーもスピードも桁違いなので遊動天秤も有効です。最近ではカツオ船で狙わせてくれる場合も多くあります。周りの協力無しにしとめられる獲物でもないので、専門で狙う際には必ず船長や両隣に伝えておきましょう。

釣り・食ともに最高峰!クロマグロ

釣果の下がりだしたキハダに対して釣果が上昇しているのはクロマグロ。水温が25℃まで低下してきたこともあって、今までポツポツ程度の釣果だったクロマグロたちが一隻で複数本ゲットも当たり前の状況になりました。
目下サイズは50kg級が中心で、中には60号ハリスを一瞬で引きちぎる大型も回遊中です。現在マグロが追っているエサは小型のソーダガツオ。故に群の移動が早く、ルアーで追い回すよりエサ釣りで来そうな位置を流すほうが確率は高いようです。回遊しているタナは40~60m前後。エンジン音を嫌っているようで船下通過時は若干下がる傾向にあります。

・餌釣り
活サバを付けての完全フカセが一般的。最近では回遊層に合わせてPRノット部などに錘を付けるパターンも確立されてきました。当たりがあったら30~50m走らせてからドラグを入れて合わせます。ファーストランは強烈でもクロマグロは意外に簡単に寄ってきます。しかしスタミナを温存している場合が多いので水面付近に上がっても油断は禁物です。

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解体サービスつきの船宿も!

やっとの思いで釣り上げた大型マグロ。大きな感動を得るもすぐに直面する解体の手間。慣れないと大作業となりがちなマグロの解体ですが、一部船宿ではサービスの一環としてきれいに捌いてくれます!大きなマグロをそのまま持ち帰るのもインパクト抜群ですが、捌かれて柵取りされたマグロのほうが家族受けも良いでしょう。帰ってから配りに回るのも楽々♪ 最高のファイトと最高の食味を味わえるのもマグロ釣りならではですね!

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高水温を好むキハダは例年10月一杯、クロマグロはサンマが南下するこれからがベストシーズン! 回遊魚は情報の鮮度が重要です。チャンスが訪れたら迷わず釣行しましょう。

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