記事検索
カレンダー
2024年7月
« 9月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  



シーズン目前!相模湾のアコウ

皆様はじめましてm(_ _)m
この度、ほぼ週間でブログを書かせて頂く事となりましたP.kobaです。
船釣りを中心とした釣行期から、ちょっとした釣り小ネタまで幅広く扱いたいと思います。
これから宜しくお願い致します☆

深場釣りの代表魚の一つアコウ(アコウダイ)。普段は500m前後の水深に生息し、複数ハリ掛かりし浮き袋が膨張して海面に浮かび上がる「提灯行列」が有名な魚です。今回はアコウの模様を占うべく、平塚へ釣行しました。

今年のアコウはどこに?

アコウ狙いとしては時期が早いため群れも固まっていないと予想される時期でしたが、釣行日に平塚のH丸のアコウ乗合に集まった釣り人は5名。平日出船の深場船としてはそれなりの人数です。それに船長を加えた合計6名で狙ってゆきます。
提灯行列が有名な魚ですが、船長は「顔を見れればよい魚」と度たび言います。アコウは大きい魚から先に食いつく傾向があるそうで、徐々にサイズが小さくなって、最後にホウズキが掛かります。ですので、釣れた魚を見て海中の状態を予測して「根を枯らさない」ように釣るそうです。
ちなみに、今年に入ってからのまとまった釣果はまだなく「今日も『探検』丸だね。アコウが見つかるといいけど」と明るく話す船長。そうは言いつつも、過去の実績から、必ずアコウの着き場を見つけ出してくれることでしょう。

秘密兵器!?

1流し目は空振りするも2流し目より待望のアコウが浮上します。しかし1人しかアタリがないことから、魚はまだ固まっていないようです。釣り上げた常連氏に話を聞くと「ストンと落ちたところですぐアタったよ」とのこと。「溝」で落として多少待ったそうですが、追い食いもなかったことから単独でいた魚だったようです。
こうなるといかに仕掛けを溝に入れられるかが勝負になります。通常ならば溝に入る入らないは運が大きく左右します。しかし、この船宿には秘密兵器(?)があります。
それは300号の丸形オモリ。メーカーでは企画していないこのオモリは船宿でひとつずつ作り上げられたオリジナル品。沈下は250号の胴付オモリと大差なく遅いのですが、最大の利点は「海底を転がる」こと。アコウは起伏のある岩礁帯のくぼみ、溝とも呼ばれる海底に変化のある場所に着く傾向が強い魚です。このオモリは着底後、道糸を緩めるとアコウの着いていそうな場所へ傾斜に沿って転がって行くというわけです。

オモリが止まってアタリがなければ道糸を張り、軽くオモリを浮かせてから再び着底させて転がします。転がらなくなったら底から10mほど巻き上げて落とし直し。アタリがあれば道糸を送り出しますが、その際にも転がるので、アコウが着いていると思われる場所を広く探ることができると推察されます。アコウに対して非常に有効と思われるオモリですが、乗船しなければ購入できません。

付けエサ添加剤の効果!?

その後の流しでポツポツとアタるもやはり単発ばかり。ここでやや沖合に移動し、当日最深となる450mへやってきました。

ここまで外道すら手にしてない私・・・。同行者は先の流しで良型Get!
この状況を打破すべくエサに添加剤を浸透させてみます。水温が低く光とエサの少ない深海において臭いは魚がエサを探す重要な要素のはず。強烈な臭いは魚にエサを気付かせ、住みかから引き出すだけの力を持っていると期待したわけです。
すると、これが功を奏したのか、下ろしてすぐにアタリ到来♪ 時間をかけて巻き上げるとまずまずのアコウが浮上。しっかりと添加材を加えたエサを食っていたのでした。

YouTube Preview Image

この後もポツポツとアコウは船に取り込まれましたが群はまだ固まっていなかったようで1人の仕掛けに複数掛かってくることはなく、釣果は0~2尾で型は1.6~2.4kg、船長が竿頭でした。

平塚周辺のアコウは3月ごろから魚がポイントに固まるものと思われます。多点掛けはなかったもののポイントにはアコウが着いていたようですので、これからのシーズン、期待していいといえるでしょう。

[使用タックル]
・竿=CX-4ライトディープ
・リール=コマンドCX-4HPディープマスター
・道糸=PE8号800m
・仕掛け=胴つき8本針
・オモリ=300号

コメントは受け付けていません。