PEループ付きリーダーの作成
2013/09/13細くて強いPEラインの普及により、船釣りの世界は大きく進歩しました。しかし、その強度を生かすために結びが年々複雑化しているのも事実。
特に一つテンヤやエギング、ルアー系にはリーダーの接続は必須といえ、自宅ならまだしも船上での作成に不安を抱く人も多いでしょう。
■釣り場で不自由しないために
「自宅なら結べるのに・・・」という悩み。わかります。揺れて風が吹き、波しぶき舞う船上で結ぶのは慣れていても厄介なものです。
では、どうするか?
予備を持参する。
簡単に接続できる予備を用意するのも一つの解決策です。
既存の商品にも「オーナー)EZショックリーダー」や「よつあみ)ワインドオンショックリーダー」といった便利アイテムは存在します。
しかし、釣り方が多様化と複雑化が進む昨今において、全てをカバーすることは不可能・・・。
ならば解決策は一つ。自分の必要な、簡単に接続できる「ループ付きリーダー」を作ってしまえばよいのです!
■ループ付きハリスの作成方法
太い物に関しては「ブラックPEを活かすフロロリーダーとザイロンチチワ」をご参照下さい。
用意する物はリーダーと1m弱のPEラインの切れ端。道糸のPEラインと同等または1ランク太いものが扱いやすく感じます。
1.まずはFGノットやPRノットの工程でリーダーにPEラインを巻き付けていきます。
2.巻き付けたあと4回ほど端糸で編み付け、リーダーのエンドをカットして焼き玉を作っておきます。
焼き玉は編み付けから5ミリほど空けてきましょう。
3.通常の本線となるラインの端をリーダーの焼き玉から編み付けていきます。
ここでループのサイズを決めます。直径10センチ程が使いやすいでしょう。
端糸の上から編み付けまで隙間が出来ないようにきつく密に編み付けましょう。
4.残った端糸で焼き玉より先の部分を編み付けていきます。
5.最後はビミニツイストと同様のエンドノットを施して完成です。
用途に応じてハリをつけるなりスナップをつけるなりしてもOK。
ハリスやハリ、ループ部のラインなど号数や長さを選べるので釣り場で役立ちます。
ちなみに道糸のPEラインはビミニツイストでのループが強度低下が少なく確実です。
PEラインにリーダーを接続する釣りに行くときは事前に作っておきましょう。