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フィッシングショーより新商品レビュー【電動リール系】

今年は2月1~3日で行われた『フィッシングショーOSAKA2013』。
50回目を迎える今回は大盛況だったようで3日間で5万5千人以上の人が訪れ、前年比107%にも達したそうです。
今回はフィッシングショーにてTwitterで紹介した電動リール系をご紹介。カタログ等で数値は調べられるので感想や小ネタを中心に綴ります。

SHIMANO

・ビーストマスター3000 6月発売予定
電動丸9000ビーストマスターと同様にブラシレスモーターを採用し、大幅なパワーアップを遂げた新生「ビーストマスター3000」。
既にブラシレスモーターを積んだ9000番は発売以降一回もモーター故障で修理に持ち込まれていない程の強靭さ!(アフター担当者談)
今までのモデルではスルメイカの「電動直結釣法」は3000では対応しきれず、FM3000MK以降もメーカーとしても4000番をすすめざるを得なかったそうです。

ブラシレス構造はモーターの長寿命化にも貢献しているので、旧来品をオーバーホール毎にモーター交換(パーツ15,000円)していた方にはお徳かも。
またフォースマスターより採用されたヒートフリーシステムⅡは前作より12%の放熱量アップ!(開発者談)熱ブレーカーも作動しにくくなりました。

カウンター機能も強化され、探見丸通信機能で水深をリアルタイム表示可能。さらにアキュフィッシュのタナ表示も備えています☆

ちなみに、パワーやフィーリングの細部に関しては、発売までに展示品からさらに調整されるそうです。

定価は11,5000円ですがパワーや剛性面などを考えれば決して高くはないでしょう。発売が待ち遠しいですね。

 

・フォースマスター400 5月発売予定
400サイズが初のフルモデルチェンジ!手にしっくり収まるサイズは勿論のこと、見えないところにも工夫が多数施されています。
外観の最大の特徴は「スマートダイヤル」と呼ばれる電動巻上げの変速機構。それを最大限活かす「スマートクラッチ」は左側を大きく抉った形で成型されているので、左手でのダイヤル操作が行いやすくなっております。またクラッチ下部も凹みをつけて片手で押し上げて戻せるので、左右どちらでも片手で操作が可能な作りです。チョイ巻き機能も備えているので右手でロッドを持ちたい人にもお勧めできます。
そして実機を持って印象深かったのが軽量と剛性の両立。
CI4カーボンボディと金属パーツを多用することでかなりカッチリしています。クラッチを切ったときの独特の剛性感はぜひ皆様にも体験して頂きたいものです。
モーター周りは外からは見えませんがアルミ材で囲い放熱性も向上。数値のパワーは上がってないように見えますが、高剛性ボディによってスペック以上のパワーを体感できるでしょう。

・探見丸CV-FISH 4月発売予定
3代目となる探見丸。前作のCVから外観上の変更点は「ボタン変更」と「反射を抑えた画面の搭載と液晶の小型化」。本体価格は7000円下がるも、コードは専用化され値段は4000円に。Y字の通信コードも廃止されました。

 「CVをアキュフィッシュ化している方は早急な購入は必要ないでしょう」と言われましたが、じっくり見れば新型だけにほしくなる機能が搭載されています。
もっとも注目するのは「電動リールナビ」と呼ばれる電動リールの状態を表示する機能。これは大物ファイトやスルメ電動直結釣法では非常に重要な機能で、電動リールの温度や電流レベルがグラフにて表示されるようになります。これがあれば今まで勘と経験に頼らざる得なかった電動リールのパワーセレクトをよりシビアに設定することができ、ファイトの短時間化によるバラシ防止や手返し向上が望めます。
まだ探見丸を持っていない人には十二分にお勧めできるモデルとなっております。

DAIWA

・シーボーグ150J/L/DH/DH-L 3月~6月発売
一昨年、DAIWAより300番の左巻き電動リールが発売されたとき「150番で左だったら・・・」と多くの人が思ったことでしょう。もちろん300番の左モデルも好調に売れましたが、ご購入される方も「もっと小さい番手で左だったら・・・」「片手で使う釣り物にこそ小型の左巻きがほしい」との声が聞かれました。
それらの意見を受け止め、じっくり開発されて発表されたシーボーグ150J。300番クラスのモーターを搭載して異次元のパワーを獲得!1月放送のザ・フィッシングでは久里浜~剣崎沖のマダイ釣りで掛かってくるワラサを難無くいなし、昨年末に釣具店中心に行われた実釣会においてもライトヤリイカにてその実力を発揮したそうです。
細いPEラインがメインとなるので回転性のよいシンクロレベルワンドで落下速度向上と摩擦ダメージを低減。ドラグ性能はシングルハンドルは最大力を重視し、ダブルハンドルモデルは設定幅に重視した使用。これによりハンドルへのシャフト長が変わるので、シングルハンドルをダブルハンドルに交換はできますが、ダブルハンドルをシングルハンドルに交換することはできなくなっています。
これから盛期を迎えるマルイカはもちろん、リールサイズ以上の大物にも!「スモールモンスター」と呼べるパワーを今年の船上にて目にする機会が多そうです。


・マグマックス500 6月発売予定
業者日ではあまり注目されていなかったマグマックス500。旧来のフレームにハイパワーモーターを積んだだけに見えるのかもしれません。しかしそのパワーは凄まじく、今年の電動リール市場のダークホース的存在です。
まずはパワーですがこのリールの最大巻上げ力はなんと92キロ! リチウムバッテリーを接続すると102キロにも達します。またDAIWA製にしては珍しくスプール内にモーターを搭載するので、スプールは大口径化され一回転のライン放出量もまずまずです。もちろんスムーズな落下のシンクロレベルワンドを搭載しています。
価格面でも先に登場した300番同様にコストパフォーマンスに優れており、回遊魚シーズンの人気も出るとなりそうです。

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