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三大回遊魚を狙う房総オフショアルアー

2011/05/10

海水温が上昇する初夏は多くの魚が活動的になる季節。ようやく黒潮の分流も差し始め、各地の青物情報が続々と飛び込んで来ます。

解禁となった金洲・銭洲からは5kg未満のカンパチ好調、東伊豆初島沖ではワラサ・イナダがボイル、外房ではヒラマサにワラサ・イナダ、伊豆大島ではクロマグロ、イナンバではキハダ・ビンチョウマグロが跳ね飛んでいます。

今回はキャスティング&ジギングで房総半島初夏の青物を狙います。

キャスティングorジギング

青物用のルアーのメソッドは大きく分けると2つ。ひとつは横に攻めるキャスティング、もう一つは縦に攻めるジギングです。

・キャスティング
7~8フィート(約2.1〜2.4メートル)前後のロッドを用い、プラグやジグをキャストし狙います。従来はベイトフィッシュが絡む「ナブラ打ち」が基本でしたが、近年は潮目や根などの魚がついていそうな所から引き出す「誘い出し」が確立されつつあり、ジギングで攻めにくい15m以浅の攻略も可能です。
条件が揃わないと釣果を得ることは難しいですが、条件が揃うと爆発力があり、ジギングではなかなか掛からないような大型のマグロやヒラマサを狙うことができます。

・ジギング
6フィート(約1.8メートル)前後のロッドを用い、シャクリやフォールでメタルジグを操作し誘います。魚群反応や海底の根を狙っていき、底から表層まで探ることができるので安定した釣果を得ることが可能です。
ターゲットの種類や活性によってジグのタイプや重量を選ぶことで回遊魚から根魚まで幅広く対応。浅場こそやや苦手ですが、オフショアルアーで最も手堅い釣法といえるでしょう。

BIGワンを狙え!外房のヒラマサ

今期の外房は当初、ワラサジギングで狙う予定でした。しかし釣行前日、突如として大型ヒラマサの釣果が上昇。そのサイズは10kgを軽く越える個体ばかり!しかもトップに出るとあっては狙わない手はありません。この嬉しい誤算により急遽キャスティングヒラマサへ変更となりました。
お邪魔したのは勝浦川津港の新勝丸。一年を通してルアーで外房の魚を楽しませてくれる船宿で、ヒラマサ・ワラサといった青物ジギングがメインです。しかし前日の他船の釣果もあって乗船者は全員キャスティングタックルを用意済み。大型ヒラマサの人気、恐るべしです。

前半はジギングでワラサ狙い

港より北上した大原沖では鳥山が形成され魚っ気はムンムン。水深は40~70mでベイトの魚探反応は中層付近。鳥の移動速度も速いことからサンマのようです。となれば反応の良いジグはロングタイプのシルバー系。ロッドの反発を利用したスライドアクションと、魚の回遊タイミングが合うとイナダやワラサが次々ヒット!中にはブリ近い良型も上がりお土産確保はバッチリです。

浅瀬のヒラマサを誘い出せ!

ある程度イナダ・ワラサを釣ったら、いよいよヒラマサ狙いです。船は水深15~30mの根周りへと移動。鳥も飛び交い魚探にもベイト反応が映し出されています。根周りにつけるといよいよ開始の合図。両舷よりアンダーキャストにて20cm弱のプラグが一斉にキャストされます。キャスティングヒラマサは誘い出しの釣りが基本。ウッド製の水絡みのよいプラグで、泡引きダイブやS字スラロームでヒラマサにアピールします。
そして、その瞬間は来ました。舳先でキャストするアングラーが海面にS字を描くように操るルアーの後方より突然現れた巨大な魚影が水柱を上げて激しくルアーをバイト! 強烈に絞り込まれるロッドを堪えるもジリジリと引き出されるライン。相当キツく設定されたドラグをも滑らせる引きは大型を予感させます。

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ハリ掛かりすると根へと突進することの多いヒラマサは、いかに疾走を止めるかが勝負の分かれ目。そのファーストランを凌いだら多少強引でもガンガン巻くのが鉄則です。掛けたアングラーもそれを熟知しており必死の巻き上げ。魚対人間の体力勝負の末、仕留められたヒラマサは10kgオーバーの迫力ある魚体。このサイズなら1本でも上がれば上出来といえるところですが、今回はこの程度では終わりません。

チャンスは続くも…

キャストを繰り返しながら小移動を繰り返す新勝丸。時折起こる海面を切り裂くチェイスから、ヒラマサの活性は相当高いようです。船内でもポツポツとヒットさせ、引きを制して見事釣り上げる者、暴力的な疾走で根に走られて切られる者と様ざまです。
そして残り時間も少なくなったころ、サンマがヒラマサに追いつめられ海面にナブラが発生! それと同時にS字を描くスラロームアクションへ同時ヒットが見られるなど大きな盛り上がりを見せました。

船長もタモ入れに奔走し、この日取り込まれたヒラマサは6本。うち5本が10kgオーバーという凄まじい状況です。
・・・・・・・そして、そのヒラマサの波に乗れなかった私。キャストしたプラグはなぜか鳥に大人気で、鳥の連続ダイブにヒラマサも食わず。無念の結果となりました・・・。
でも、このままでは終われません。この惨敗を糧に必ずや大型をしとめてみせましょう。

川津 新勝丸 ℡090-6119-2712

[タックル]
オフブローOB-710LC
ステラSW10000XG
PE4号300m 80LB3m
TTイーグル180F・ブルーフィッシュ170

スロージギングで狙うワラサ・カンパチ

続いてお邪魔したのは南房白浜のS渡船。ここは名のとおり磯釣り渡船とルアー船が出ており、親切丁寧な対応で陸・船問わず人気の高い船宿です。
前週はブリ・ワラサのジギングが好調だったようですが、数日前より急接近した黒潮により水温急上昇・・・。釣行前日の釣果を見る限り、厳しいジギングになりそうです。それでも当日集まった釣り人は10名以上。黒潮の蛇行次第で水温が激しく変動するこの季節はバクチに近い状況になりがちですが、夢を追うアングラーには関係ないようです。

近場の白浜沖からスタート

ポイントまでは港から10分ほど。予想以上のウネリに体調の不安を覚えつつ白浜沖60mからスタートです。今回使用するメタルジグはブルーニングハーツのファルコンZスロー180g。全長が短く中央前よりが太くなったこのジグは緩い動きが得意なスロージギング用。水中でクルリヒラリとゆっくりアピールします。
開始合図とともに投入。挙動の安定しない落ち始めはサミングをやや強めに、落下が安定してきたらフリーで海底を目指します。滑り出るラインの動きを注視し、着底のタイミングを見逃さないことが重要。見逃すと追っていた魚が見切って逃がすことになりかねません。
私のジグが着底寸前、すでにボトムへ到達しアクションをつけ始めた横のアングラーへヒット! 引きの鋭さから青物のようです。

これを見て私は着底後ハイピッチショートジャークで10mほど一気に巻き上げ、そこからスロージャークの緩急で食わせの間をつくると「ガツン」とヒット! 少ない重量感の割に鋭い引き。頭を向けさせ一気に巻き上げると現れたのはショゴ(小型のカンパチ)。小さくても手応えはさすが回遊魚といったところでしょう。
カンパチ登場に沸く船内ですが続くヒットは訪れず。沖の水温もかなり変動しているようで、どうやら谷間の日に当たってしまったようです。

スロージギングの威力

回遊魚の見込みがかなり薄い状況。中層まで探ってもよい結果は得られそうもありません。そんな時はボトムに着く根魚狙いです。
幅広のスロー系ジグはフォールスピードも遅く、ゆっくりとしたヒラ打ちと回転によるフラッシングでアピールします。ジャーク後の長い滞空時間でしっかり食わせの間を作ることができます。

船内でこのタイプを使ったのは私と同行者の二人。すると周りにアタリがない中でヒラメやホウボウが次々とヒット!  インチクやタイラバと並び根魚キラーとも思える活躍です。スロージャークとフォールで誘うと前後関係なく食ってきますのでフックはフロント・リヤともに装着することをおすすめします。

後日再び青物が高活性に

釣行日はイマイチの食いでしたが、水温が安定し始めた翌日より釣果も再び上昇。丸まると太ったワラサを中心に時折ブリ級やカンパチを混じえて上がっています。基本はジギングで100~150g前後のジグが中心。時折起こるナブラに対応できるキャスティングタックルも用意すれば確実でしょう。
ルアー船は午前午後の2便制にて出船。朝一から気合を入れて攻めても、前夜にしっかり寝て昼から船酔い知らずで攻めてもよいでしょう。楽しみ方は人それぞれ。パワフルな回遊魚を狙って釣行されてはいかがでしょうか。

[タックル]
SGコースタル コンビジャーク64
ソルティガ4500
PE4号300m リーダー60LB3m
ファルコンZスロー180g ツインパイク3/0

大型を狙え!東京湾マゴチ開幕

2011/04/28

桜が咲き乱れるころになると東京湾奥よりマゴチ船の出船が始まります。シンプル&ライトなタックルで大物を仕留める快感を求めて、六郷のミナミ釣船にお邪魔しました。

身近な大物釣り

メゴチを大きくしたような体型のマゴチ。砂地に潜みエビや小魚を襲う典型的なフィッシュイーターです。「照りコチ」という言葉もあるように夏が旬のターゲットですが、シーズン初期の春も大型や数が望める季節。エサは生きエサが原則で、ハゼが釣れるようになるまではサイマキ(小型のクルマエビ)を使います。

初心者大歓迎!都心から身近な船宿

今回お邪魔したのは六郷のミナミ釣船。多摩川の六郷水門に位置し、都心からのアクセスも抜群。出船時間も7時30分とゆっくりで京浜急行線の雑色駅から近いので電車釣行も楽々です。
当日集まった釣り人は8名。出船前は恒例の安達船長による必釣レクチャーです!
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こうした丁寧なレクチャーを行うのがミナミの特徴。ここ数日の傾向と対策、攻略のポイントなど非常に濃い内容。しっかりと聞き逃さないようにしましょう。さらに船長お手製の仕掛け(無料!)や貸し竿、自動膨張式ライフジャケットまで完備されており、初心者でも安心です。とくに仕掛けは船長のノウハウが詰め込まれたこだわりの一品。初心者ならずとも一度は使ってみることをおすすめします。

いざ大貫~海堡周りへ

8人の釣り人を乗せた第八ミナミ丸。六郷水門の公園から東京湾南下して釣り場までは約50分。大貫から海堡周りの水深10~25mがこの時期のポイントとなります。海上は8m程の北東風が吹いてますが東京湾内ならば十分釣りが可能。ウネリも小さくタナ取りも問題なさそうです。ポイントに近づいてくると各自エサのサイマキを取りに船の中央へ。この餌を使いこなせるかは釣果に大きく影響します。
手にとって見ると意外と大きいサイマキ。これを弱らせないよう素早くつけなければなりません。
1.手に取ったら目の間から伸びる角を2/3ほど折る
2.目よりやや後方にある口より針先を入れる
3.黒く透けて見える急所を避け、目より目ひとつ分後方にハリ先を僅かに出す

言葉にすると簡単そうですが初めは難しいものです。わからなければ船長のアドバイスをもらい、確実に習得しましょう。
やがてポイントを定めたミナミ丸。いよいよ投入合図が出されました。サイマキをそっと海中に入れ、サミングをしながらゆっくり下ろしタナをとります。タナ取りはハリス1.5mですとオモリが海底から1m前後離れた状態が基本で、イメージは「エビが海底すれすれを泳ぐ」ように。安達船長曰く「犬のリード線を引くイメージ」だそうです。これに流速を加味し、タナを修正します。
船長は水深とあわせて潮の流速もアナウンス。0.3ノットでプラスマイナス0cmが基本で、これより遅ければタナを上げ、速ければタナを下げます。この幅は大きくても基本タナより50cm以内です。
開始の流速は0.6ノット。まずまず流れているくらいでしょう。オモリは底から80cmにセット。ロッドはやや高く水平にアタリに対して十分送り込める姿勢で待ちます。この姿勢ですと穂先を下げるだけで1.3mぐらいまでならクラッチを切らずに底ダチを取ることができ、錘を海底にゆっくり下ろせるので大型マゴチの警戒心への刺激を低減できます。

まずは定番外道から

トロトロと流す第8ミナミ丸。細かくアナウンスされる水深と流速を聞きながら2分おきにタナ取りを修正していると「クン、クン」と穂先にアタリが現れました。この引っ張るようなアタリを見せるのは、スミイカやシリヤケイカなどのイカ類。アタリがあっても針掛かりすることは希で、合わせを入れると十中八九逃げられます。
そっとロッドで感触をみて、イカと確信できればゆっくりと巻き上げを開始。この時点で周りの人にイカが乗ったことを宣言しておきましょう。水面近くでタモ取りを依頼するようでは間に合わず逃げられます。
やがて水面近くにくればイカが肉眼で確認できるでしょう。タモ入れは難易度が高く、後方に逃げるイカを潮下から掬うのが鉄則です。もしタモ入れで失敗し離されてもエビ残っていればが即座に3mほど下ろしましょう。針掛かりしてないので高確率で再乗りします。
イカの捕獲率は熟練度はもちろんですが、潮色と日照も大きく関係し、濁りがあり曇っている日は水面ギリギリでもサイマキを離しません。今回もセオリー通りに行って船長のタモにネットイン♪ ゴマ模様と先端から出す褐色の分泌液が特徴のシリヤケイカをゲットです。
イカ捕獲は助け合いです。タモ入れを任された時はぎりぎりまで網を水に入れず、逃走ルートを塞ぐイメージで掬いましょう。また取り込んだイカは水の入っていないバケツに入れましょう。墨量が強烈なコウイカ類は水を張ったバケツに入れてしまうと、たちまち墨噴水と化します。濃厚な墨は衣類につくと落ち難く、周囲を巻き込んで大惨事となりかねません。

合わせのタイミングをつかむ!

シリヤケイカがポツポツと上がるなか、ミヨシでは本日1本目のマゴチが登場。45cm程のまずまずのサイズに各自気合いが入ります。マゴチは同じような場所に固まっているのか1人アタると連続してアタることが多く、この1尾は船内にチャンス到来を知らせます。
そして私の穂先が「コツン」と明確な振動を捉えました。続いて「ココン、ココン」と連続するアタリ・・・。抵抗を与えないよう引き込み分だけ送り込んで様子を見ると「コン、ゴン、ゴン」と強めのアタリに変化。ここが合わせ時です。下げた穂先をゆっくり戻しながらマゴチの重みを感じたところで加速させてフッキング!船長曰く「針先を立てから突き刺すイメージ」の合わせが決まり、まずまずの重量感にロッドが絞られます。グイグイと気持ち良い引きをみせて浮上したのは45cm程のレギュラーサイズ。この魚はアタリから素直に食い込んでくれて助かりました。
海況や活性、マゴチのサイズによってアタリから食い込みまでのパターンは様々。いかに見分けて合わせを決められるかがマゴチ釣りの醍醐味といえます。
無事に釣り上げたらハリ外し。マゴチはエラ蓋に鋭い棘をもち、何気なく鷲掴みにすれば手のひらをバッサリ切られてしまいます。これを防ぎ素早く針を外すには濡れタオルで頭部を押さえるのが一番。しっかり押さえ込めばマゴチは暴れず、ペンチも併用すれば堅い顎から安全にハリをはずせます。

時合到来♪ タモ入れ乱舞

船中2本目の幸先良いゲット♪ この頃には潮の流速はやや下がり0.3ノットとのアナウンス。下げ一杯の時刻が近づき減速しだし釣りやすい流れです。仕掛けのコントロールも容易となれば訪れるアタリも増えてきます。そしてアタる度に「よしっ!!」「キタキタ~♪」「ハズれたぁぁぁっ・・・」と船内も賑やかになってきます。
私もこの時合にアタリが数回。イカとマゴチをそれぞれ追加。 しかし逃したアタリの1回は「ゴン!」と強いアタリの一撃でサイマキの2/3を粉砕するもの・・・。この規模は60cm級の仕業か。惜しいことをしたものです。
下げ止まりから上げ始めまでの潮のトロい時間で、船長や乗船者同士で忙しなくタモ入れが続き、60cm級のビッグワンも浮上! 初挑戦のちびっ子も見事マゴチをGETです♪
活発にアタるも潮が速い時間はアタリが遠かったことから、マゴチの活性が高まったというよりは船がマゴチが追う気になる速度で流れたといった方が正しいかもしれません。現に今回はアタリから食い込みまでが総じて遅く、いつまで引き込まないようなアタリも。「自分で駆け引きして勝負どころを見つけないと」と安達船長もいうように、若干テンションを掛けたり時間で見切りをつけるなど、工夫しなければハリ掛かりしづらい状況だったといえるかもしれません。



時合でアタリ連発!大型のチャンスもあり油断できません。タモ入れも協力し合ってすくいましょう!

一つテンヤでマゴチ狙い?

マゴチやイカのアタリがあったら、サイマキは十中八九死んでしまいます。死んだサイマキではよほど潮が流れていない限りは釣れることは希で、大抵はエビ天やクルマエビ刺身として食卓行きです。それでも勿論よいのですが、釣り人としてもう一工夫欲しいところ。そこでマダイで流行りの一つテンヤにて狙ってみます。
死んだサイマキのつけ方は一つテンヤのエビと全く同じ。釣り方もほぼ同じですが対象魚はマゴチなので底付近を丁寧に探ります。ちなみにヒット率だけを考えれば東京湾エビタイ釣法と同様にエビの頭を錘側に足を下向きにして頭部を輪ゴムで止めた方が確実でしょう。

テンヤ用のエビより一回り大きいサイマキを多少カットし装着完了。早速、投下し探り始めます。流速は0.5ノット。トロトロ流れる潮流に6号のテンヤがマッチします。道糸も0.6号と細くなり底取りは楽々。フワリと底から1mほど浮かせてゆっくり沈下させながら誘ってゆくと「コツ、コツ」と早速のアタリ! 孫針がついていることもあり即アワセを入れるとズシッと重量感がロッドを絞ります! やや引きが走り気味ですがテンヤでのヒットに気を良く巻き上げてゆくと現れたのは良型ショウサイフグ・・・・。ちょっと期待外れでしたが良しとしましょう。

水温上昇すれば期待大!

この後も船内はポツポツとアタリも続け終了間際にはサイマキ切れ。終わってみれば8人で船中10本のマゴチにイカ13杯をゲット!今回はアタリはするも難しいアタリが多く、食い込みに一苦労した感じでした。
一つテンヤは結局ショウサイフグのみ。丹念に探りましたがその後はイカのアタリだけ。結果を出せずに残念です。しかしこの間に置き竿をしていたロッドで1本ゲット・・・。なんか微妙です。
マゴチはこれから夏場に向けて浅場に接岸し、食味も旬を迎えます。ミナミ釣船店では例年6月中旬ぐらいまで狙っています。サイマキ餌で狙う身近な東京湾の大物。釣って良し、食べて良しのマゴチをぜひ挑んでみてはいかがでしょう?

南六郷 ミナミ釣船 ℡/03-3738-2639

[タックル]

リーディングXA73 205Ⅱ
ミリオネアベイエリアSP100L
ウルトラダイニーマWX8 2号
鋳込み天秤20号・ハリス5号1.5m
スズキ針17号・チモトヒューズ巻き

大物を夢見るハモノ船

2011/04/14

最盛期に入り、大いに盛り上がっているヤリイカ。そしてそのヤリイカを狙って多くのハモノたちの活性も上がっています。

ヤリイカ+αの興奮を!

ソフトに誘い、繊細な乗りをとらえるヤリイカ釣り。数を取るには技術も必要で、食べても非常においしく魅力的な釣り物です。多くの船宿が専門船を出し、平日でも満員御礼となることもしばしば。寒い季節の代表格と言えるでしょう。このおいしいヤリイカは捕食魚にとっても大変魅力的なエサ。マダイ・ブリ・イシナギ・メダイ・アラといった大型魚がこの時期になると好んで捕食します。
これらをまとめて狙ってしまうのがハモノ船。一発大物とヤリイカを同時に狙えてしまう何ともぜいたくな釣りなのです。

ハモノ狙い専門船

今回お邪魔したのは毘沙門港のS丸。ハモノ狙いで有名なこの船は片舷4名・総員8名の余裕ある人数限定によって2本竿でヤリイカとハモノを同時に狙うことができます。
当日集まった釣り人は15名。前日のハモノは不発だったもののヤリイカの好調もあって2隻出しです。このハモノ船は出船時間が7時30分とやや遅く、京急三浦海岸駅に7時10分まで送迎バスがありますので電車釣行も可能となります。

・ヤリイカ仕掛け
11cmヅノを5~7本配したスタンダードなもの。オモリは120号を用います。エサとなるメスのヤリイカを釣ることが目的ですので11cm角を中心に赤帽のコマセ角を織り交ぜソフトに誘います。サバが多いようならツノ数を減らし、投入・回収時に掛かる確率を少しでも減らすよう心掛けましょう。

・ハモノ仕掛け
胴付き型のヒラメ仕掛けのようなスタイル。ハリスは10~16号を2m以内、幹糸はハリス長+30cm前後にオモリはヤリイカと同じ120号を用います。ハリはヒラマサ系の12~17号。これを親と掛けバリの2段に結びます。固定式ならヤリイカのサイズに合わせて針間20~30cmまでを数種類作成すると確実です。遊動式なら一種類のみで対応可能ですが合わせで大きな力が掛かると親バリが動いてしまいやすいので、しっかり締め込んで作成しなければなりません。
専用の市販仕掛けは少なく、イカダイ用や巨大ヒラメ用などが流用できます。ただし東伊豆方面のイカブリ用テンビン仕掛けはNGですのでご注意下さい。

まずはヤリイカ確保

定刻に出船し、目指すポイント州ノ崎沖。港が毘沙門ですので移動時間も30分程と短く楽らくです。釣り場に到着するとウネリがあるものの海鳥が多く飛んでおり、時折方向性を持って移動しています。おそらくベイトとなる魚や、それを追う捕食魚がいるのでしょう。
反応を探しながら旋回を繰り返し、ある程度定まれば投入合図が出されます。
「水深180m。徐々に深くなってゆくから。ハモノの人は5~10m上げといて」 いよいよスタートです。ハモノ釣りは根周りを中心とした大流し。大まかにヤリイカの反応を探り、ハモノの居そうな根に沿って流してゆきます。一度の流しは15~30分程度で、時折船下入るヤリイカを拾って釣り、ハモノ仕掛けも流してゆきます。

一流し目からハモノ狙い!

合図と共に続ぞくと投入されるイカ仕掛けを見ながら私は早くも船酔い気味・・・。席取りが熾烈を極めるので、こだわると寝不足は避けられません。この体調でヤリイカ仕掛けを投入したら確実にリタイアすることになるでしょう。
船酔いは予測済み(泣)なので対応策も講じてきました。それが活ヤリイカの持ち込み。この時期は前日が荒天でないかぎり隣の松輪漁港にて活きヤリイカが販売されています。時価ですが今回は4杯で1400円。席取りで早く来ていれば購入は容易でしょう。ハモノが高活性のときはイカは怯えて釣れないことも多く、朝一のだれも仕掛けを下ろしてない状況でヤリイカを下ろせるので実に効果的です。尚、アジなどの魚系の持ち込みや泳がせは禁じられてますのでご注意下さい。
さっそく持ち込みのヤリイカを装餌。親バリを先端に軟甲を避けて刺し、掛けバリは漏斗付近に通します。針付けして親孫間のハリスが張らず緩まずならOK。そっと海面に下ろし元気に泳いでいることを確認したら沈下させ下ろします。沈降速度が速すぎると弱ってしまうのでリールのメカニカルブレーキの調整やスプールへのサミングで速度を調整しましょう。着底後は徐々に深くなる水深に合わせ底から5mにセット。後は2分おきに底を取り直してタナボケを修正してゆきます;。
仕掛けを下ろして約3分。底を取り直して5m上げてくると「グッ、ググッ」と穂先を引き込むアタリが来しました! ハモノ相手に早合わせは禁物です。じっくりとアタリが強くなるのを待ち、大きく引き込またときが合わせのタイミングとなります。その引き込みが来るまではウネリなどの揺れは全身で吸収し、魚へ違和感が伝わるのを防ぎましょう。
アタリから約30秒。ようやく強い引き込みがきました!十分に食い込んだと判断して合わせるとまずまずの重量感。がっちり針掛かりしたようです。最初の抵抗は重く移動距離の短い抵抗。速さはあいのでブリ系ではなさそうです。底付近から引き剥がし、ドラグはやや緩めに巻き上げに入ると最初の抵抗も薄れて重さばかりが目立つようになってきました。実にイヤな予感がします・・・

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やっぱりサメでしたか・・・。ハモノ釣りでは定番外道。底付近に多く、底を取り直した際にイカに気付いて追ってきたのでしょう。一流し目からガッカリですが気を取り直してゆきましょう。

イカの乗りも渋く・・・

私がサメを釣った最初の流しは船に取り込まれたヤリイカは0杯。思った以上に渋い状況となっているようです。2流し目よりポツポツとヤリイカが乗り始めるも単発ばかり。上がってくるのはエサとしては大きいオスのヤリイカ。人間が食べるにはよいですが微妙な感じです。
この状況を尻目に持ち込みヤリイカで抜け駆けを図るも再びサメの洗礼・・・。

イカ仕掛けはサバに邪魔され2回に1回は下りない状況です。やがて体調も回復してきたのでヤリイカ釣りにも参加するもやはりポツポツとした乗り。ブランコ仕掛けの利点を利用し、1杯だけで上げずにしつこく誘っても乗って2杯が限度。それ以上を狙うと先に掛けたヤリイカまでバラしてしまいます。
悪戦苦闘を繰り返していると、やがてサバで仕掛けも降りなくなり、周囲にイルカも跳ね始めたこともあって沖ノ瀬へ移動となりました。

大船団が形成されるポイントへ

沖ノ瀬へ到着するとすでに大船団が形成されています。その数、50隻以上は確実。様ざまな港から来ているようで遙々湾奥から来ている船まで。ヤリイカ人気を改めて思い知る光景です。
移動して最初のポイントは水深150m。ここも徐々に深くなるポイントとのこと。海況も回復してナギとなり体調の不安は皆無。下ろしたイカ仕掛けも着底後して直ぐに「ズシッ!」とヤリイカ3杯掛け。素直に乗ってくれると非常にうれしいものです。サバもイルカもおらず実に釣りやすい環境ですが、そう上手くゆくはずもなく、ヤリイカの乗りはすぐに渋くなってしまいました・・・。

フグと思われたアタリの正体

正午をまわり諦めムードの漂う船内でしたが、ここで久びさにハモノロッドにアタリ到来。「コツ、コツ、コツ・・・」と噛じられる振動が穂先より伝わってきます。しかしそこから引き込むアタリが続きません。同時に同様のアタリが出た人もおりましたがだれにも掛かりませんでした。

上がってきたヤリイカは足から胴に掛けて何回も噛じられており、歯のある口の小さい魚の仕業であることは間違いなさそうです。フグでしょうか? それを見て船長より「小さなアタリだったら、ゆっくりと巻き上げるんだ。メダイとかなら、そうすれば食い込むよ」とのアドバイス。これを受け投入し直すと先ほどと同様のアタリが穂先に現れました。
さぁ勝負です! 「コツ、コツ・・・」と伝わる振動にそっとロッドをキーパーから外し、エサを離されないようゆっくりと巻き始めると「コツ、コツ、ゴツ、ゴン、ゴン・・・」と引きが強まり重みがロッド乗りました!ここで合わせるとガッチリハリ掛かり。まるでタイラバの合わせです。重量感はないものの途中で鋭い引きを繰り返しながら上がってきたのは良型のキダイ(レンコダイ)。エサのヤリイカよりやや大きい程度ですが、今までフグと思っていたアタリは実はこの魚だったのではと考えさせられる1枚でした。

ハモノ狙いは浪漫

キダイの後も同様のアタリがポツポツでるもハリ掛かりには至らず、大型魚らしきアタリもなし・・・。あわせてヤリイカも全く乗らなくなり終了時刻を迎えました。数日前はマダイ・ブリも好調だったので残念なかぎりです。
S丸のハモノ船は4月7日(木)で終了となりますが、ヤリイカはまだまだ釣れます。他船でも許可が下りれば同様にハモノを狙うことは可能です。一発大物のロマンを求めてぜひチャレンジしてみて下さい。

[ヤリイカタックル]
ロッド:極鋭ヤリイカ195
リール:電動丸3000XH
ライン:PE5号400m
仕掛け:シャインドット11cm×5本
オモリ:120号

[端物タックル]
ロッド:マッドバイパースティング240M
リール:電動丸4000HP
ライン:PE6号500m
仕掛け:ヒラマサ針16号×2、ハリス16号2m
オモリ:120号

【タックル小ネタ】アルミバットを使いこなす

2011/04/12

最近の高級船竿では標準装備となったアルミバット。高剛性で格好よく、機能性に優れているからこそしっかり使いこなしたいものです。

アルミバットの弱点を解消する

よいところはカタログなどで余すことなく掲載されていますが気になるのは弱点。代表的なものでは「重い」「冷える」「サビる」「スクリューが緩みやすい」「傷が目立つ」といったところでしょう。
「重量」に関してはメーカーの努力によって剛性を維持したままの肉抜きが進み、「冷える」ことについては冬以外は気になることは少ないでしょう。「サビる」に関しては使用後の塩抜きなどのメンテで十分に防ぐことができます。
そして残り2点、緩みやすさと傷についてもも効果的な解消法があります。

緩みを防ぐには?

アルミバットは樹脂製バットに比べて、なぜスクリューが緩みやすいのでしょう?これは素材の剛性に起因しているようで、アルミより柔らかい樹脂製バットは、締め込んだ際にスクリュー部が互いに軋んで噛み合うため保持力が強く働きます。対してアルミはスクリューを絞める程度の力では素材の軋みがほとんど出ないため、振動などのちょっとした力で緩んでしまうのです。
これを防ぐ手段としてあげられるのが「Oリング」。これをスクリュー同士の間に挟ませることによって、弾性でスクリューの緩みを押さえつけます。よくネジの緩み止めに用いられるスプリングワッシャーと同じ原理で、小さな部品ですが効果的です。同じような理由でスクリュー部にプラワッシャーを入れているメーカーもあります。
また非常に強い力がかかる大物釣りでファイト中のスクリュー緩みは致命的。この場合はスクリュー部をビニールテープで巻き付けるとよいでしょう。釣行毎に巻き付ける手間はかかりますが千載一遇のチャンスを逃すよりは安いものです。そのほかに輪状のスポンジをスクリュー部に被せる方法あります。
そしてリールシート部以外にバットジョイント部のガタつきが気になるようなら、布ガムテープをフェルール底面に張り付けるれば緩衝材となりガタや傷も防止します。


最近の製品は「アルミ+樹脂」など改良され緩みを克服しつつあります。弱点を補って使いこなしましょう。

アルミバットを傷から守る!


素材剛性では樹脂に勝るアルミ素材ですが、金属製リールフットやロッドクランプを装着すると素材が傷付き、整備を怠るとサビを発生させます。とくにきれいにアルマイト処理されたリールシートは取り扱いに神経を遣います。そんな面倒を解消する小物をご紹介します。

DAIWAアフターパーツ:「スタンドカバー」
最近のDAIWA製電動リール標準装備になっているゴム製のリールフットカバーで、従来のフット先端にはり付けるタイプから両端を被せるタイプになりました。
これにより従来品より固定力が増し耐久性も大幅に向上しております。傷つき防止はもちろん、グラつき防止や相性が悪かった樹脂製リールフットのリールも安心して使用できます。サイズが二通りあるので注文する際は注意しましょう。
※ 小:300まで 大:400以上 税込315円


従来品より大幅に使い勝手が向上しています。リールシートのガタに悩まされている方におすすめです!

第一精工:「細竿径用アダプターセット」
本来は細竿をロッドキーパーの径に合わせるためのゴムカバーですが、これをロッドクランプをアルミバットに取り付ける際に挟むと傷がつかず固定力がアップします。様ざまなサイズがセットになっており値段も安いなのでおすすめです。

※販売もされていますが4月30日まではメーカーにて無料プレゼントキャンペーンが行われております。詳しくはメーカーHPにて・・・

アルミバットが標準装備されたロッドは高級モデルばかり。清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入された方も多いでしょう。 利点も弱点も把握して末永く使用したいですね。

湾奥からのアジ&ハモノ狙い

2011/04/04

アジを知らない人はまずいないでしょう。知名度も高く大衆魚として食卓に上ることも多いこの魚は釣りでも大人気。陸・船問わず様ざまな釣り方で楽しまれています。

名釣り場・観音崎沖を狙う

一口にアジと言っても、いつ、どこで釣っても同じというわけではありません。釣りのターゲットになる「アジ」は、最も一般的な標準和名「マアジ」なのですが、マアジは大きく分けて2つの系群があると言われています。ひとつは沿岸に居着くといわれる「キアジ」、もうひとつは外洋を回遊する「クロアジ」型です。前者は体高があり体色は黄色味がかっており、後者は体高が低く全体に黒っぽくみえます。

同じマアジですが、釣り人はもちろん、市場などでもキアジ型のほうが食味の評価が高く、人気があります。キアジタイプのマアジといえば、金谷の金アジを始め東京湾が有名ですが、その中でも潮流が速い観音崎沖、走水沖周辺は最もメジャーな一大アジ釣り場となっています。

湾奥から楽らく出船♪

今回お邪魔したのはN金丸。東京品川にあるこの船宿は古くから江戸前の釣り物に精通し、旬の釣り物を楽しませてくれます。その中でもアジへの思い入れはとくに強く、大漁旗までアジづくしにしてしまうほどです。
舵を握るM船長は平時は海洋大学院生として海や魚の知識を学び、休日には様ざまな海域へ釣行を繰り返している勉強家です。
湾奥品川からの出船は独特の雰囲気。オフィスビルが立ち並ぶ天王洲を横目に新幹線の走る鉄橋を抜けて、慌ただしく離着陸を行う羽田空港の脇を南下してゆく光景は平日の喧噪から抜け出してゆくような錯覚すら覚えます。

船アジの定番!ビシ釣り

到着した観音崎沖は既に船団が形成されています。その中を縫いながら反応を探す船長。適度にバラケた船同士の状態から高活性とは言い難い状況のようです。
しばらく探って反応を見つけたのか投入合図が出されました。水深80m、底から2m前後まで反応があるようです。
さて今回はこのアジをビシ釣りにて狙います。ビシ釣り(通称ビシアジ)の仕掛けは40cmほどのテンビンに、コマセカゴとオモリが一体になった「アンドンビシ」(ビシ)130号を付け、2m前後の吹き流し仕掛けを使います。エサはアカタンやアオイソメを1cmほど付けます。
一般的なビシアジの釣り方は、仕掛けを投入したら着底確認後、船長が指示したタナへ巻き上げつつ、コマセを振り出します。この場合は底から2メートル前後という指示ですので、1m上げてコマセを振り、2メートルに上げてもう一度振ってアタリを待つ、という手順になります。

細かい修正が釣果の決め手!

予報よりも早めに吹き始めた風に船も押され気味。ウネリも大きくなってきました。揺られ流される状況で何もしないようではタナはボケ気味になりアジも食ってきません。
ここで重要なのが修正作業。船が流され道糸に角度がつくようなら底ダチを取り直し(上ずる=魚に対して使うのが一般的)、ウネリで上下するようなら体を使ってウネリを吸収しロッドの上下動をおさえます。細かいことですがベテラン釣り師達はキッチリおこない釣果を出してきます。
アジ釣り初挑戦の同行者もはじめは苦戦してホタルジャコばかりでしたが、コツをつかむとポツポツとアジがHit! 意外と食いタナは狭く、活性もいまいちで皮一枚で上がってくる場面が多々見受けられました。

やっぱり泳がせないと♪

同行者にアジ釣りを教えながらイケスへ徐々に小アジがたまってきました。手のひらほどのサイズはハモノ狙いに最適です! 当日までの情報では観音崎~下浦にかけてイナダ・サワラが回遊している模様。ちょうど500mほど沖に鳥も旋回し気配は十分。船長の許可と「ヒラメが食べたい」とのリクエストも受けていざスタートです。
ビシアジ船なので乗船者の使用オモリは130号。ならば150号をセレクトすればそんなに絡むこともないはず。ハリスは8号、長さはウネリを考慮し2mとし、ヒラメを狙うためオモリを底から2m上げた位置でアタリをまちます。
1流し、2流しと何事もなく過ぎて3流し目。一瞬アジの食い気が落ちたところで、私のハモノ狙いのロッドが海面に突き刺さりました! グイグイと力強く引っ張られて弧を描くロッドの感触から7kg以上はありそうな魚。速さは感じませんが重量感は十分。途中止まることもありますがグイグイと引っ張ってきます。

しかし、それが徐々に重さだけになってくると釣り人も期待から疑惑へと変わっていきます。そして海面にユラリと姿を現す茶色く長い魚体・・・。
やっぱりサメ。1m20cmのドチザメでした。ま、定番といえば定番の外道ですね。船長差し出す玉網に収まり、船の大型イケスへ収納となりました。

アジは好調継続中!

この後、風はさらに強まり風速15m超。辺りは白波が立ち、早揚がりとなりました。当日の釣果は9~26匹。海況次第ではもっと釣れたはずです。
観音崎沖のアジは3月に入ってからも好調継続。そして同海域では依然ワラサ・サワラが回遊中。船長の許可が下りればハモノ狙いも十分に目があります。湾奥からの手軽にアジ&ハモノ狙いにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

使用タックル:
[ビシアジ]

リーディングXサソイ80-180
電動丸400C PE3号150m
天秤40cm ビシ130号
クッション1mm20cm
ムツ針10号 ハリス1.5号2m3本針

[ハモノ狙い=泳がせ]
マッドバイパースティング240M
電動丸4000HP PE6号500m
ヒラマサ針12号 ハリス8号2m 錘150号