Archive for 9月, 2011

10/24 カラーリングアンケート結果発表

9月 15 2011 Published by under 本誌記事

●協力/まちがいなくティカジャパン株式会社

編集部員に聞かれるた び親切にケガの説明を する吉田さん

8月中旬、猛暑一転10 月の気温に落ち込んだ後、再び夏日に逆戻りした外神田・つり情報編集部。今回はだってホームページで公募した「カラーサンプルアンケート」の集計と、完成品プレゼントの抽選のはなし。

「さあ、いよいよブランクス(竿の棒の部分)とグリップのカラーを決めますよ! って吉田さん! どうしたんですか、その腕!?」

添え木をした左腕を三角巾で吊ったティカジャパン・吉田俊介さん。

「いやあ、左肘を脱臼しちゃいまして。まだ腫れてるんですよ」

「脱臼!?またどうして?」

「いやあ、説明すると長いのですが……」

包帯グルグル巻き+三角巾=あまりに分かりやすい重傷の図=周りは質問せずにはいられない=毎回同じ質問に答えるのにへきえき←吉田さん。

「分かりました。細かいことは答えなくて結構です。確かに今の吉田さんが大阪で電車に乗ったら、間違いなく数人のおばちゃんに『あんちゃん、どうしたん』って聞かれます」

「お気遣いありがとうございます。ところで、沖藤さんのクルマ、全損って本当ですか?」

「さあ! アンケートの集計と抽選、いきましょう」

今回、ホームページのアンケートに釣りガールたちから寄せられた応募は43通。集計結果は次のとおり。

[ブランクス]
A=メタリックピンク 19票
B=メタリックレッド 6票
C=ラメピンク    18票

[グリップ]
1=ブラック     13票
2=ブルー      4票
3=レッド      12票
4=ブラック/レッド 14票

と、いうわけで僅差ではあるものの「つれる竿」MAGICAL★ONEのカラーは、

●ブランクス(本体)=メタリックピンク
●グリップ=ブラック/レッドに決定!

ちなみに、竿先のカラーリングは実釣テストで視認性を確認しながら決定していく予定。

とりあえず第一案として、替え穂先の先端17センチほどを、

●硬いほう=オレンジ
●軟らかいほう=白

でテストしていく予定。

そのほか、ブランクスとグリップのつなぎ目にゴールド、スライドバット(ビヨーンと10センチ伸びるところね)の継ぎ目にコパー(銅)のリングを装着する。

複雑怪奇なあみだくじによって行われた抽選

「さあ、次は完成品プレゼントの抽選です。あみだくじでいきましょう」

「ええ!?43人分ですよ」

「まず最初に応募受付番号で偶数・奇数を抽選、その後、あみだくじでいきましょう」

……30分後。

★応募受付番号1004番「なな」さん当選です。来春、完成品を発送いたします!。

皆さま、アンケートにご協力いただき、まことにありがとうございました!

こうしてカラーリングが本決まりとなった「つれる竿」プロジェクト。9月上旬には試作品第2号、プロト2号がそのベールを脱ぎ、1号、2号での比較実釣というステージへ進む。

「ところで沖藤さんは体、大丈夫だったんですか?」

「首から右腕が痛いですよ」

「じゃあ、私が右手で竿を持ちますから、左手でリールを巻いてください。はははは」

満身創痍のプロジェクトチーム。でも、試釣するのはあくまで女性、もしくは初心者である。

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アンケート結果ご報告!

9月 01 2011 Published by under お知らせ

つれる竿アンケートにご協力いただき誠にありがとうございました!

アンケート集計の結果
つれる竿「MAGICAL★ONE」のカラーは

  • ブランクス(本体)=メタリックピンク
  • グリップ=ブラック/レッド

に決定いたしました。

詳細は9月1日発売の『隔週刊つり情報9月15日号』153ページ、つれる竿をつくろう!にて。

★完成品プレゼント当選者:応募番号1004番「なな」さん

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9/24 とても大事なライトアジ試釣

9月 01 2011 Published by under 本誌記事

●協力/真夏もティカジャパン株式会社

バットを 30 センチに伸 ばすとヒジに当たるの で支えやすくなる

「つれる竿」のコンセプトは1本で近場の小物釣りの多くをカバーすること。それらは2つのグループに大別できる。

Aオモリ5〜20号の釣り=代表的な釣り物はシロギス。
Bオモリ25〜30号の釣り=代表的な釣り物はライトアジ。

この2グループに1本の竿で対応するため「穂先を2種類付け」「バットを伸縮させ」「ベイト、スピニング両方で使えるグリップ」にする。

そんなわがままな要求を実現すべく、ティカジャパン・吉田俊介さんが設計、制作したのがプロトタイプ1号だ。

すでに6月中旬にシロギスでの試釣をおこない、上々の結果を得た。つまり、Aグループの代表的な釣り物はクリアした。

当然、次はBグループの代表格・ライトアジ。試釣は7月上旬、金沢漁港の蒲谷丸。モニターは今回も食べたガール・笹本里絵。そして開発者・吉田俊介さんも同行する。

ライトはもちろん、アジ釣りが初めての笹本は訳も分からぬまま、満船の午前船に乗り込んで釣り開始。

「沖藤さん、コマセってどうすればいいんですか?」

「スマン、吉田さんに聞いて」

実はこの日は8月1日号の巻頭特集の取材も兼ねている。まずはそちらを優先して笹本を放置。吉田さんに任せっきり。

「また二毛作するんですか?」

吉田さんにツッコまれたが、午後船では私も並んで釣りをして、じっくりテストする予定だ。

「さあ、午前船は終わりました。笹本、もっと釣りたいだろ」

「あたりまえですよ!(怒)」

吉田さんがサポートしたとはいえ、周りの小学生よりも少ない釣果に口をとがらせる笹本。

「さあ吉田さん、午後船で徹底的にテストしましょう!」

「いや、私はこれで帰ります」

「えええ!?(沖藤&笹本)」

そそくさと駐車場へと向かう吉田さん。

笹本によると、吉田さんは午前船で穂先ととっかえひっかえしては「コマセを振りやすいで
すか?」「アタリの感じ方はどうですか?」と聞いては何やらメモっていたらしい。

すでにデータは得たから、渋滞する前にとっとと帰るのか。

「まあいい、笹本、午後は思いっきり釣ってくれ!」

昼すぎに港を離れた蒲谷丸。午後は午前以上に食いがよく、終始アタリが出た。

「すごい! すごい!」

喜々としてアジを釣る笹本。このとき、プロト1号は試作した穂先の中で最も太い(と言っても先径9ミリ)穂先を装着していたのだが、適度な張りがいいのか、アタリがよく分かる。

一方、私は愛用のライトゲームロッドを使っているのだが、竿先が軟らかすぎるのか、クタンクタンしてアタリが分かりにくい。というか、ハリ掛かりしにくいようにすら感じる。

「すまん。ちょっと貸して」

笹本からプロト1号を強奪して釣ってみる。なるほど、穂先〜穂持ちは張りすぎず、曲がりすぎずで、ビシの動きやアタリが手元によく伝わってくる。会社では元が弱いかも……なんて思ったが、オモリ30 号のアンドンビシを振ることに何の問題もない。これならマルイカだって大丈夫だ。

私が使っている、いわゆる7:3調子のゲームロッドよりも「パリッ」とした張りがあり、操作しやすい。

「これはライトアジにいい!」

思わず唸ってしまう。

「でしょ? そっちのほうが釣れる気がしますもん」

笹本によれば、グリップを30センチに伸ばした状態が脇挟みはもちろん、ヒジで支えやすく使いやすいのだと言う。

「竿、返してくれませんか?」

うぬう……このままでは大人げないので彼女に返す。

バットを伸ばして脇挟み。操作性、強度に問題なく、快適に釣ることができた。ライトアジも合格!

「全然問題ないですよ、ライトアジにピッタリですよ!」

蒲谷政徳船長も太鼓判を押してくれたのであった。

「すごく楽しかったです! 今度はいつ行くんですか!?」

中盤以降、放置したにもかかわらず、私よりもアジを釣った笹本が言う。この娘、もしや釣りの才能があるのではないか。だとすれば、今後も初心者モニターとして的確なのだろうか?

と、いらぬ心配をしてしまうほどライトアジの試釣の結果は良好なのであった。

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