シルバーウイークあれこれ

2015-09-24

初めてのシルバーウイーク、聞くところによるとまだまだ休暇の続く、最高9連休の会社もあるとのこと。うらやましいことですね。この5日間は天気は最高、海はナギ、皆さんは精一杯釣りを堪能されたかと思います。ワタクシはカレンダーどおり、19〜23日までが休暇でした。でも最後の2日間は仕事とプライベートが入り交じった釣行、なぜか体はヘトヘトです。

 

19日(土曜)はカワハギ、イイダコ、タチウオなど前日まで釣行に迷っていましたが、結局東京湾のフグに決めました。釣り仲間はいずれも所用や別の釣りで付き合ってくれないので、久しぶりの単独釣行です。富津のK丸、どちらかと言えば苦手な食わせ釣りです。スポット出船でしたが、20名以上の釣り客が集まりました。

 

釣り座は左舷ミヨシ2番、1番には三石忍が座っており、アドバイスを受けながらの釣りとなりました。予想どおり開始からフグのアタリは活発、でもうまく掛けられません。知らぬ間にエサを取られていたのも結構ありました。サイズは20センチ級の中型が多かったけれど、水深が浅いので引きは十分。カットウとはまた異なる釣り味を堪能しました。

 

中盤からようやく手が合ってきて合計41尾でフィニッシュ、良型アジ4尾、サバ交じりでした。トップは忍で64尾のダントツ、2番手42尾で3番手の成績は上出来でしょう。

 

2時に帰港して急いで帰宅。2日前に74歳で急逝した「つりぼり金ちゃん」のオーナー、イカ釣り投入器「ポリカステン」の製作者である芦田秀夫さんの通夜に出席するためです。

 

斎場は江戸川区にある「平安小岩」、午後6時から親族、知人、友人、関係者などを集めしめやかに行われました。船宿、釣具店などからの献花も見受けられ、釣り業界にも深く関わっていたことが分かります。

 

ワタクシは古くからのお付き合い。ポリカステンは本誌でも度たび取り上げたし、一緒に釣行したことも何度かありました。何より家が近いこともあって、息子と娘は小さいころから数え切れないほど釣り堀に連れて行っています。イカ、大物釣りから淡水のコイなど釣りは名人級、豪快な性格で話し好き、いつも笑顔の絶えない快活な方でした。改めてご冥福をお祈りします。合掌。

 

20日(日曜)は昨日から一転して結婚式の出席です。新郎は富津港ひらの丸の小幡哲男さん、新婦は七衣さん。式場は横浜の「アートグレイス・ポートサイトヴィラ」、11時45分からの披露宴でした。すでに入籍も済ませ、お子さんも誕生していますが、なにせ忙しい身、満を持しての挙式といったところでしょうか。

 

ワタクシは2人が知り合う前からのお付き合いですが、お呼びいただけただけでも幸甚であります。到着時間が早かったので式にも参加しました。イケメン船長と美人さん、まさにお似合いのカップルです。

 

親族、友人、知人がメインの挙式でしたが、釣り関係者も1テーブル。サンスポデスク、船宿会の役員船長、常連のKさん、忍といったメンバーでした。約2時間半、楽しい時をすごさせていただきました。ともあれ、おめでとうございます。

 

すでに出来上がっている船長もいましたが、時間も時間なので横浜駅近くまで出て、近くの居酒屋で上記のメンバーで2次会です。いや飲んだ、飲んだ、いつの間にやら6時過ぎ。6時間も飲んでいるのでもうヘロヘロ、なんとか自宅に帰り着けました。

 

一日おいて22日は和歌山へ出発です。途中、京都駅で下りて、某氏と仕事の打ち合わせ。和歌山駅には午後5時に到着です。新大阪から特急で1時間、意外に近いものです。釣り仲間のT氏のお迎えを得て、さっそく居酒屋へ直行です。和歌山でうまいものってなんだろう。

 

都内では食べられないようなものをメインに頼みました。おく貝(大アサリ)、ハモの湯引き、サンマの灰干し、期待のアカアシエビ(クルマエビの一種)が売り切れていたのは残念でしたが、和歌山の味を堪能しました。2軒目はもちろんラーメンです。

 

和歌山ラーメンと言えばとんこつ醤油味、著名な店は「I商店」ですが、地元の方はあまり行かないとのこと。なんといっても「丸田屋」なのだそうです。

 

オーダーしたのは中華そば(700円)、ネギトッピング(100円)です。中細のストレート麺、家系と似ているけれどちょっと違う味のスープ、見た目こってりで味はさっぱり。うまうまでした。残念なのはどこのラーメン屋にも必ずある名物の早寿司(鯖寿司)が売り切れていたこと。

 

さて、翌日は加太港の三邦丸さんからカワハギ釣りです。午後釣りなので午前中はTさんの案内で市内の名所をウロウロ。港には11時ごろ到着です。和歌山県北部にある加太港は県内最大の遊漁船基地。シルバーウイークの最終日とあって、釣り客や観光客で港周辺は大賑わいでした。

 

三邦丸さんには赤三邦、青三邦、ベルデと呼ばれる19トンの大型船が3隻、いずれも日よけの付いた快適な船ばかり。これは赤三邦です。

 

この日はカワハギ乗合初出船ということで、愛知〜大阪のカワハギ名手6人も来ていました。カワハギファンならどこかで見たことのある方もいるはずです。詳しい内容は10月15日発売号に掲載します。とにかく身のある取材だったことは確か、お楽しみに。

 

5時半に帰港して、大急ぎで帰り仕度。和歌山駅6時50分の特急、8時過ぎの新幹線に飛び乗ります。シルバーウイークのおかげでその時間前後の指定席はすべて売り切れ、なんとか自由席に座れてホッとひと息。自宅には11時半過ぎに到着、あ〜疲れた。

 

5日も連休があって、まともに竿を振れたのは1日だけなので欲求不満気味。27日(日曜)にTKB(東京湾カワハギバトル)の予選が入っていますが、土曜日もどこかに行こうと思っています。イイダコかタチウオかカワハギか……。今から楽しい釣行計画です。


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プロフィール

(株)つり情報社代表取締役。日本釣りジャーナリスト協議会事務局長。大好きなフグ釣りが高じて、千葉県フグ処理士、神奈川県フグ包丁士取得。
仕事で週1~2回は船に乗るが、プライベートでも月2~3回は船に乗る単なる釣り好き親父。釣り以外は居酒屋、ラーメン、パチンコ、競馬好き。基本的に右投げ、左巻き。東京都葛飾区在住。

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