9月, 2019年

被災地訪問〜カワハギ

2019-09-25

台風15号により被災された内房〜南房エリアへ、ようやく足を運ぶ時間が取れました。この歳でボランティアは迷惑をかけるだけなので、せめてつり情報誌面でお世話になっている船宿へ顔を出し、お見舞いと激励の言葉をかけてきました。

 

21日(土曜)、自宅を9時ごろ出発し、まずは内房上総湊〜金谷を回ります。加平丸さんは自宅の屋根に被害を受け修復中でした。金谷の光進丸さんにうかがうと、なんと電気が通ったのが前日とのこと。これまでの苦労には頭の下がる思いでした。

 

内房保田の村井丸さんでは、ちょうど冷凍庫の中身を処理している最中でした。コマセ、氷、食料などはずべて全滅。釣具店も併営しているので量が多く、これも大変な被害です。

 

館山の北条海岸に面した建築物は想像以上の被害を受けていました。コンビニ3軒はいまだ閉鎖、フィッシングワタナベさんはご覧のとおり、2階部分と屋根に大きな被害を受けて修復中、かろうじて1階の店舗で営業を再開していました。隣のローソンは廃業するとのことです。北条海岸にはたくさんのボランティアの方がたが集まっておりました、もう少し若かったらなぁ。

 

南房西川名の竜一丸さんは船に損傷を受けました。幸い、船大工さんの手配がつき、現在修復中。再開が待ち遠しいところです。

 

続いて訪れたのが南房相浜〜布良地区です。写真は松丸さんのHPより借用しました。手前が布良港、上が相浜港、まさに住居はブルーシートだらけ。被害の大きさが想像できます。松丸さんは船に損傷を受けましたが、27日から出船できるそうです。良和丸さん、保坂丸さんは出船可能ですが、民宿保坂丸は宿に甚大な被害を受け、年内の営業は不可能とのことです。

 

不在の家もあったし、もう少し時間があったらあと数軒寄れたのですが、この日は合計11軒で限界でした。また時間を見てお邪魔する予定です。

 

最後に訪れたのが鋸南町岩井袋港です。周辺の住居はなんと9割の家屋が被災、港単位ではもっとも被害が大きかったと言われています。確かにブルーシートのかかっていない家を探すのが困難なくらいでした。

 

夕方でひと区切り。鋸南町に戻って「笑楽の湯」に向かいます。ここは2階が避難所になっているので、迷惑をかけないように迅速に済ませました。

 

22日(日曜)は館山のくろしお丸さんからカワハギです。ここも台風以来12日間、出船中止を余儀なくされ、前日が久しぶりの出船でした。

 

ご存じのとおりカワハギは苦戦が続いています。ですが、この日はまずまずといえる食いで、ワタクシは今期最高となる11枚、トップは12枚でした。シケのあとでいくぶんカワハギが出てきたような印象、今後の好転を祈っております。

 

被災されたこれらのエリア、なんとか9月中にはすべての船が営業できそうです。これからの支援は乗船してあげること、ワタクシにはこれくらいしかできません。皆様の熱いご支援もお願いいたします。

深海釣り〜タイラバ

2019-09-20

台風15号で被災された方がたには改めてお見舞い申し上げます。所用が重なり、なかなか現地には足を向けられませんでしたが、今週末ようやく時間が取れそうです。こんな時にと思われそうですが、数カ月も前から決めていた釣行、加えて幹事でもあったので決行させていただきました。

 

15日(日曜)は延び延びになっていた茨城県平潟港のR丸さんからメヌケ、アブラボウズ狙い。定員7人で釣り仲間4人と右舷を独占です。ワタクシはミヨシ2番でした。このあたり台風の影響はほとんどありませんでした。

 

タックル、仕掛けは船宿で調達しました。皆さん10本バリですが、ワタクシは8本。投入器が苦手なので、船ベリに仕掛けを並べて投入するスタイルですが、終日1セットで足りました。下バリにはアブラボウズのエサ、こんなに大きくても食ってくるそうです。

 

1投目からYちゃんにアブラボウズの10キロ前後が掛かってきます。

 

H先生もこのサイズを2本。

 

K君はこの日の竿頭。一荷釣り2回で合計5本でした。

 

Eさんは小型ながら(通常は6〜10キロサイズ)本命を2尾にアブラボウズ1本。

 

ワタクシはオマツリとバラシに見舞われながらも船中最大の20キロ級を1本釣ることができました。初めてのアブラボウズです。投入回数は5回、メヌケの大型は釣れませんでしたが、各自のクーラーは満杯。ワタクシの釣果も危うく弾かれるところでした。手ぶらで行った報いです(笑)。

 

アブラボウズは帰りがけにK君の家で解体し、翌日5軒の家におすそ分け。味噌漬け、煮付け最高でした。また釣ってこいと言われても、今年は日程的に難しそうですね。

 

17日(火曜)は三浦半島久里浜港の網屋丸さんからテンヤ、タイラバ取材です。

 

もちろんワタクシはタイラバ1本勝負。過度の期待はせずに釣行したのですが意外に釣れました。詳細は10月1日発売号をご覧ください。

 

さて、今週末はシケ模様ですね。被災地の現状をこの目で見るため内房〜南房を回ってくる予定ですが、出られそうなら1日は笛に乗ろうと思っています。

 

 

シロギス〜台風被害

2019-09-13

これほどの被害をもたらすとは思いませんでした。このたび、台風15号に被災された方がたには心よりお見舞い申し上げます。

 

6日(金曜)は全国釣竿公正取引協議会の釣り研修で、東京湾奥門前仲町の冨士見さんからシロギス。ワタクシは講師役としての参加でした。

 

ゆっくり8時に出船して、盤洲の7メートルダチで釣り開始。東京湾のシロギスは堅調、皆様に教えるほどのことはなく、順調に釣れてくれました。写真はつり人社会長の鈴木康友さんです。

 

同協議会会長さんも好調に釣っておりました。

 

昼前に納竿し、船着き場に戻ってからは屋形船での懇親会です。おいしい天ぷら&料理に参加者も存分に江戸前の遊びを堪能したようです。

 

7日(土曜)はステファーノグランプリ勝山予選です。ワタクシも早ばやとエントリーしておりましたが、ご存じのとおりカワハギ釣況は今一つでモチベーションが上がりません。

 

坂本智子さんは毎回予選から出場しております。

 

天気は最高でしたが、予想どおりカワハギの食いは今一つ。ワタクシは抽選で庄幸丸の右舷胴の間。まじめに釣りましたが、わずか3枚で終わりました(トップは4枚ですが予選通過ならずの不思議)。

 

総合3位までの方がたです。12枚も釣った荒川さん、さすがです。

 

翌日は「がまかつカワハギ大会」のはずでしたが、前々日に中止の知らせ。そして日曜〜月曜は台風15号の襲来です。自宅の葛飾区周辺はほとんど被害がなかったので、少々甘く見ておりました。時間を追うごとに被害状況が届いてくると、とてつもない台風であったことが知らされます。知り合いの船長、釣り仲間からの連絡、テレビからの報道はまさに東日本大震災を彷彿させるものでした。一日も早い復旧を祈るばかりです。

 

10日(火曜)は東京湾奥金沢漁港の進丸さんからシロギス取材です。金沢漁港も待合所や桟橋に相当被害を受けておりましたが、船は無事であったようです。

 

シケ後だけに底荒れが心配されましたが、東京湾のシロギスは健在でした。主役の2人は順調に釣ってくれたので、午前釣りだけで仕事は終わりました。詳細は10月1日発売号に掲載します。

 

さて、台風の爪痕が残ったまま、被災された各船宿は14日あたりから出船されるそうです。まだ、交通網やライフラインが整っていない所もあるようだし、いまだ出船態勢にない船宿もあるようです。個人的なことも含め、私たちができることはこれまでどおり釣行してあげることだと思います。

テンヤマダイ〜テンヤタチウオ

2019-09-04

何かと忙しくしばらくサボってました、いつもの言い訳です、スミマセン。約10日分の取材とプライベート釣行の模様を一気に放出します(あ〜、すっきり)。

 

8月24日(土曜)は九十九里飯岡港のY丸さんから、午後釣りの一つテンヤマダイに行ってきました。翌日が片貝の大会なので、前乗りついでに釣りというわけです。

 

Y丸さんでは数日前から生きエビが使えるようになり、好釣果が続いています。ワタクシもそれにあやかって、久しぶりの一つテンヤです。

 

ところがこの日だけは食い渋り。いくらやっても釣れないので、タイラバを出したら釣れちゃいました。船中では大ダイと中ダイが1枚ずつ。あとはこのサイズがポツポツでした。

 

26日(日曜)は「九十九里漁協沖釣り大会」、ヒラメが対象魚です。ワタクシは正一丸3号船、右舷ミヨシ2番での釣りでした。

 

いきなり良型が釣れちゃいました。しばらく攻めていないようなので、ヒラメの食いは活発です。

 

同行の鉄人T氏も順調に釣っています。この大会は1枚の重量勝負なので、数は関係ありません。そんな時に限ってよく釣れちゃうのです。ワタクシ7枚、T氏6枚を釣りましたが、いずれも賞には絡みませんでした。

 

26日(月曜)は金沢漁港の忠彦丸さんからタチウオ、ショート船での取材です。

 

同行は晴山由梨さん、さすがタチウオ釣りが大好きとあってよく釣りますね、この日は竿頭でした。この模様は9月15日発売号にて掲載します、ファンの方ぜひともご一読を。

 

30日(金曜)は三浦半島剣崎間口港の喜平治丸さんからキハダ、カツオ取材です。この日は豪雨と雷に苛まれた一日でした。

 

パヤオ周りでのカツオはよく釣れました。そんな一日だったので、船団も少なめでした。

 

こんなメンバーでの取材でした。詳細はこれも9月15日発売号にて掲載します。

 

9月1日(日曜)は内房勝山港のM丸さんからキハダ、カツオ、竿もリールも借り物という年に1回のプライベート釣行です。

 

ベタナギ、休日とも重なってこの日は大船団、どの船も満船に近い釣り客です。

 

当船ではキハダ2本のみ。もちろんワタクシにはアタリ一つきませんでしたが、いい経験をさせていただきました。

 

3日(火曜)は三浦半島走水港の高取丸さんからテンヤタチウオの取材。ワタクシはプライベートで参加させていただきました。

 

テンヤタチウオをまともに一日釣るのは初めて。リール以外はすべて用意していただきました。この釣り、おもしろいですね、何かカワハギ釣りに共通している部分もあります。大型も釣れたし、数も釣れました。ちなみにこの写真は納竿合図が出た直後です。詳細は10月1日発売号です。

 

さて、ワタクシにとって今週からカワハギシーズンに入ります。7日ステファーノ勝山予選、8日がまかつカワハギ釣り大会と続きます。今年は各地とも今一つでモチベーションも上がりませんが、当たって砕けろ、ぶっつけ本番で臨みます。参加される方、よろしくお願いいたします。

 

 

 

プロフィール

(株)つり情報社代表取締役。日本釣りジャーナリスト協議会事務局長。大好きなフグ釣りが高じて、千葉県フグ処理士、神奈川県フグ包丁士取得。
仕事で週1~2回は船に乗るが、プライベートでも月2~3回は船に乗る単なる釣り好き親父。釣り以外は居酒屋、ラーメン、パチンコ、競馬好き。基本的に右投げ、左巻き。東京都葛飾区在住。

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